こんにちは。すずき鍼灸接骨院です。
最近は健康志向の方が多いせいなのか、ストレッチについての質問をよくされます。
皆さんはストレッチを運動前と運動後のどちらにやるのが効果的かご存知ですか?
正解は…
両方です!
但し、運動前と後ではやっていただきたいストレッチの種類が違います。
運動前には動的ストレッチ、運動後には静的ストレッチ
という種類の違うストレッチをするのが正解なんです。
種類が違うので、もちろん目的も違います。運動前に行う動的ストレッチは
腕や足を大きく色々な方向に動かして、自分の体に‘‘これから運動しますよ‘‘
とお知らせする意味がありいわゆる『準備体操』といわれるもので、わかりやすい
ものが、ラジオ体操です。
一方運動後にクールダウンとして静的ストレッチを行うと、正確に解明
はされていませんが筋肉痛を和らげられると言われています。
静的ストレッチは筋肉を一定方向にゆっくり数十秒かけて伸ばしていきます。
時々、運動前に静的ストレッチをしている方を見かけますが、人間が動くというのは
筋肉の収縮の繰り返しです。これから筋肉を収縮させなくてはいけないのに、運動前に
ゆっくりストレッチして反対に伸ばしてしまうのは、かえって筋肉に負担をかけてしまう
事になりかねませんので、運動前に静的ストレッチをする時間があるくらいなら、
歩いたりゆっくりとジョギングする方が体のためです。
ストレッチは運動前後だけに限らず、起床後や仕事の合間に動的ストレッチをやり、
入浴後等1日の最後に静的ストレッチをして頂けば、体のコリや疲れをためないための
対策になります。
人間は関節運動以外に血液循環なども筋肉に依存していますから、普段から筋肉の
ケアにも興味をもっていただいたら良いと思います。