こんにちは。すずき鍼灸接骨院です。
今回は足首の捻挫について書かせてください。
私も治療家になる前はそうだったのですが、
骨折=重症
ねんざ=軽傷
という判断をしてしまいませんか?
確かに骨折は重症なのかもしれませんが、
たとえ捻挫であっても、治るまでに何ヶ月も要する場合があり、
半年以上治らないという相談を受けることも稀ではありません。
そういう患者さんにお話しを伺うとたいていの方は
「病院で骨は大丈夫と言われたから」とか
「リハビリはなにもしていない」
のような答えが返ってきます。
捻挫というのは、ただ骨の損傷がないだけで
靭帯、腱、筋肉、関節包等は傷ついたり伸びたりして損傷しています。
だからこそ腫れ上がったり内出血したりするのですが、
軽くみている方が多いなぁという感想です。
そして残念ながら一度痛めてしまった靭帯は、どんなに素晴らしい
治療を受けたとしても完全に元通りに戻ることはありませんので、
放っておけば必ず関節にゆるみが生じてきます。
それが後々捻挫グセのようなものになったり、足首のゆるみを
他でカバーして違う部位を痛めてしまうということにつながっていくのです。
ですから、腫れがひいたからとか痛みがなくなってきたからぐらいで
中途半端に治療をやめたりすると、サポーターやテーピングが
ずっと手放せない生活になってしまう原因にもなりかねません。
伸びてしまったり切れてしまった靭帯は、ある程度までしか戻せませんが、
関節周辺の筋肉等の軟部組織を治療→リハビリしていく事によって関節の
機能を回復させていくことは可能です。
以前にやった捻挫の痛みがなかなか消えないという方や、
どうやってリハビリをしたら良いのか分からない方も
手遅れではありませんので、是非当院までご相談ください。