鍼治療を受けてくださる患者さんから時々
「鍼ってなぜ効くの?」「鍼に薬でもついてるの?」
なんて質問を頂きます。
確かに不思議ですよね⁇
偉そうなんですが、とても簡単にわかりやす~く説明させていただきますね。
人間は、身体にとって異物が入ってきたと判断すると、
それを排除しようと色々な反応がおきますよね?
たとえば、かぜのウイルスが体内に入ると退治しようと熱がでたり、
ウイルスを体外に出そうと痰が出たり、花粉症の方は鼻水や涙がたくさん出ますよね?
実はこの力なんです!
そうなんです、鍼もこの人間が備え持った力を利用させてもらっているんですよ。
患者さんが病んでいる部位やそれに関係したツボに鍼を刺します。
すると、悩が体内に異物が入ったと判断し、これを排除してしまおうと
働きはじめます。
これによって、血流やリンパの流れが良くなったり、筋肉がほぐれたり
していくんです。
鍼という人間にとって異物をわざと体内に入れる事により、悩からこの様な力を引き出そうとしているのです。
ですから、私たち鍼の治療家は患者さんの何が(どこが)悪いのか正確に判断し、
トリガーポイントやツボへ的確に鍼を刺せるかどうかが大事になってきます。
それが、プレッシャーでもあり治療の醍醐味でもあるんですよ。
なんとな~く、理解していただけたら嬉しいです。
今後も患者さんからの質問で、よく聞かれる事を書かせて頂きます。