こんにちはすずき鍼灸接骨院です。
先日、高校生の患者さんが腰痛の治療に来てくださいました。
サッカー部に所属していて2週間前から痛みだしたようです。
中学生の時に病院で腰椎分離症と診断され
今回もここに来る前に病院へ行って診ていただき、
分離症に変わりはないとの事。
なんとか練習を休まずに治したいということでした。
この高校生の患者さんに限らず
問診の時、「ヘルニア」や「腰椎分離症」をもっている事を
すごく気にして僕にアピールしてくる患者さんは多いです。
でも僕にとっては「ふぅ~ん」て感じであまり参考にしていません。
(ごめんなさい。)
私:分離症って言われたの何年前?
患者さん:2年前の中学3年の時です。
私:それからずっ~と痛いの?
患者さん:いいえ、久しぶりに痛くなりました。
私:じゃあ分離症があっても無くても痛くなったんじゃない。
患者さん:えっ⁉
私:分離症が原因で痛むなら2年間ずっ~と痛くないとおかしくない?
患者さん:たしかに…
私:サッカー頑張りすぎて筋肉が悲鳴をあげてるんじゃないかな。
患者さん:最近、練習量増えました。
私:筋肉からくる痛みだから治るよ。大丈夫。
分離症やヘルニアの患者さんとの問診時に
こういったやりとりがよくあります。
腰痛をお持ちのほとんどの患者さんは
「自分は分離症があるから腰が痛くなる」とか
「ヘルニアがあるから足がしびれる」
とおっしゃいます。
それ…
違います!
分離症やヘルニアをもっている方って実は世の中にた~くさんいらっしゃいます。
でも、その全ての方が腰痛や足のしびれに悩まされているわけではないんです。
中には自分が分離症やヘルニアを持っていることすら知らずに
死ぬまでずっと腰痛が出ない方も少なくありません。
なので
分離症・ヘルニア=痛み・しびれ
ということにはならないのです。
だから、分離症やヘルニアを持っているといわれても
私は「ふぅ~ん」くらいにしか思わないのです。
痛みやしびれは分離症やヘルニアが直接出しているわけではなく
筋肉が引き起こしているものです。
傷んで柔軟性がなくなっている筋肉を見つけ修復する治療ができれば、
再び筋肉の機能が高まり体を支えてくれるので、痛みやしびれが消えます。
私は分離症やヘルニアをもとどおりの背骨の形に戻すことはできません。
でも、しっかりと筋肉を治療する事で多くの方の痛みやしびれを
取ってきました。
分離症やヘルニアが原因だからといって痛みを諦めていませんか?
諦めなくても痛みは消えますよ。
大好きな運動もやめる必要はありません。
湿布や塗り薬でごまかさないで
すずき鍼灸接骨院でサクサクっと痛みをとってしまいましょう!