身体のどこかが痛くなった時、
冷やして良いのか?温めて良いのか?
皆さんも必ず1度は考えた事がありませんか?
当院も、ギックリ腰や足首をひねった等の症状で患者さんが
いらっしゃいますが、
「風呂に入ってもんでもらった」
「酒飲んで痛みをごまかした」
「一応シップは貼っておいた」
↑のような事よく言われます。
風呂→炎症が強くなる
酒→神経にダメージ
シップ→冷やすものではない
残念…っていう感じです。
急性期→冷やす!
慢性期→温める!
ぶつけた、ひねった、肉離れした、寝違えた、ギックリ腰等の
急に痛くなってしまった場合、最初の2~3日は冷やしましょう。
ねんざ、肉離れ、ギックリ腰等が治ってきたり
慢性的にずっと痛いものや、肩こり・疲労での筋肉の張り等は
ゆっくり温めて下さい。
但し、古傷等以前から不安な部位をスポーツ等でたくさん
使った場合は使用後にアイシングをしましょう。
冷やす時は、スポーツ選手の様に氷嚢で患部を15分前後冷やし、
長時間連続のアイシングは危険ですからやめてください。
痛みがひどい時は、2~3時間のインターバルを入れながら
何度か冷やしてくださいね。
温める時は、お風呂にゆっくりつかるのが1番です。
特に何かやったわけでもないのに、急に痛くなったなどといった
原因がよくわからないものは、
冷やす事も温める事もしないでシップを貼って安静です。
私の経験上、間違って冷やすより、間違って温めてしまった方が
治りが悪くなる気がします。
何でもかんでも
「風呂入って温めればなおるだろう」
は危険です。
ご参考までに。